マリココログ

猜疑心と信頼の間で生きてます。申し訳ございませんが、あなたの為になる記事は恐らくありません。心のこと、音楽、ファッション、アート、旅、アニメ、映画、本、記録&アウトプット雑記ブログ

にわかがSuchmosについて偉そうにべしゃる

特別ファンじゃないけど、Suchmos活動休止かー。

たいして知らん激にわかやけど、少しだけべしゃる。

べしゃらせてください。

 

出てきた時の衝撃もう5年前?!えぇ?!Σ(゚д゚;)

でも私が知ったのは2016年の末だった気がする。

 

椎名林檎スタートでYouTubeテレビに転送してランダム再生しながら家事してたら、STAY TUNE流れてきて、イントロだけで「え?!なにごと?!」ってなって大慌てでテレビの前行ったのを思い出す。

「何何何?!めっちゃ若造がすげぇ音楽やってんぞ!!和製ジャミロクワイか?!PVのセットもなんか  virtual insanityへのオマージュか?! 」ってなって。

 


Suchmos - STAY TUNE [Official Music Video]

 

しかも、古着で「音楽の匂いがプンプンする」着こなしをしてやがる。

え?!嘘やろ?!今adidasのジャージ着てるやつらなんか、音楽の匂い皆無のイキりしかおらんやん。(勿論、新品adidasストア)

こんなわけぇのに何この脱け感。


そしたらまぁ世間では既にブームだった事を知り、そうだったのかー。って。


ちなみに当時ほのかに想いを寄せていた、めちゃめちゃ音楽&サブカルに詳しい、かっこいい人がいてまして(ドイツのマイナーレベルのブレイクビーツとか詳しいような人で流行り物のヒットチャートは嫌うようなタイプ)、その人も「俺も今年1はSuchmos(この曲)や思う」みたいなこと言ってはって嬉しかったのを思い出した。
(文章もめっちゃおもしろい人だった。発信はやめられたけどお元気かしらふふふ❤)


アルバム聴いてみたらメロウだけどノレるのもあって、「ふむふむ~!!」みたいな。


これが世の中で流行ってるということは、J-POP界、ヒットチャートの流れなんか変わるかも?!って感じで思いつつ、まぁ若造がいろいろやらかしてくれるんやな。ふふふ。くらいで特に追わず。
(追わんのかーい!)

 

そして月日は流れ·····


そしたらここ去年一昨年くらいからバイト先のスナックのカラオケで「King Gnu」を歌うおじさんが激増え。

私はテレビの歌番見ないので、ヒットチャートには本当に疎く、おじさん達が「得意気に」歌っている様を見て「あ、この曲は流行りなんだ」と知る。

おじさん達は、音がどういう音か、ジャンルやルーツなんてお構い無しでメロディアスかどうかの方が大事だから、
気分良さげに
「真っ新に生まれ変わって~人生一から始めようが~🎤」

って歌っている横で私は手拍子しながら「ん?この人らもブラックミュージックルーツ系やん。わぁーお😳」
って感じになっていた。

特にこれまたファンでは無いくそにわかです。

 

調べたらKing Gnuは「ミクスチャーロック」の括りらしい。

 

いろんな要素混じってるから間違いないんだけど、私(36歳)の若かりし頃の「ミクスチャー」とは少し異なる。

こうやって変化していくのもまた面白い。

 

それはさておき、あんま詳しくないけどKing Gnuに限らず「オシャレサウンドバンド」みたいなの増えたらしい。

(エレクトロロック系サカナクション系とは別ね。)


その時にふと「あれ?Suchmos歌ってたおっさんはおらんぞ??」って思ったんよね。

敢えてバカにした言い方をするけど(失敬😂)、スナックに来るようなおじさんが歌うって、音楽好きだけが楽しむ音楽って枠を超えて、市民権を得てる、ヒットチャートに入ってる、ポップス扱いって事だけど、Suchmosはそうじゃなかったのだな。ということ。

俗なおじさんが歌うってひとつの指標なんよね。
社会現象になっているかどうかはここがひとつのキーポイントな気がしてる。

(音楽の楽しみ方は自由なのは大前提です)

そして存在を思い出しSpotifyで調べてみると新譜が出ているではないか。


おぉ!!どらどら。と聴いてみると


.........

驚愕!!!!!

:(;゙゚'ω゚'):

「横ノリグルーヴィーシティポップ」の要素はそこには微塵もなく、寧ろその要素で好きになった人達をひたすら置いてけぼりにしていく、ふるいにかけまくるサウンド

んん??!なんだこの60年代~70年代感?!!

 

THE ANYMAL(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

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  • アーティスト:Suchmos
  • 発売日: 2019/03/27
  • メディア: CD
 

 

 

えっ?!えぇ?!ってなってるうちになんかクセになって何回かリピートしてしまった😂

私が思ったことを的確に言語化して書いてくれてる記事がこちら。

Suchmosの新アルバム"ANYMAL"がサイケデリックロック過ぎてファンが悲鳴を上げている | BASEMENTTIMES

コメント欄を見てもらえればSTAY TUNEで目覚めたファンたちの阿鼻叫喚が見られます。みんな「周りに流されずに自分たちのやりたいことをやってるから!」と必死に言い聞かせてるけど、こんな”可愛かった女子大生がアメリカに留学に行って渡辺直美みたいになって帰ってきた”みたいな変わり様に動揺が隠しきれないのがにじみ出ていて面白いです。

 聴いていただいたとおりブラックミュージックのブの字は当然のようにないし、全然オシャレじゃないし、おまけにポップさも全くない。というか思いっきりサイケデリックロックになっております。圧倒的な60年代の香り。ベトナム戦争の真っ只中、ヒッピー文化とドラッグとインドの匂い、あの空気感がそこにはある。

 


阿鼻叫喚。笑笑

そうそう。そうだよ。サイケデリック

私は音楽の「ムード」はなんとなく分かる方なんだけど、音楽用語には詳しくないし、ジャンル事の演奏法の明確な違いとかも知らないので、こういうのは説明できないんだよなー。


ちなみに、2曲目が「あーー。なにかっぽい。何かに似てる」って記憶を辿ったら

「!!!(チックチックチック)」っていうバンドの「Myth Takes」ってアルバムの感じと似てる。

open.spotify.com

 

このアルバム聴きまくった。大きな括りではディスコパンク(今は死語?)なんだけど、いろんな要素混ざりまくってめちゃくちゃカオスなんだけど踊れまくれるっていう。

 

調べたらなんと
2015年には朝霧にお互い出演。
2020年はコロナで中止になったけど、GREENROOM FESTIVAL'20っていうのに、お互い出演予定だったらしい。

なるほど。(にわかのクセに何がなるほどだ。笑)

まぁ、なんだろう。
Suchmosは今の「オシャレサウンドバンド」の火付け役にはなったのかもだけど、決して「お茶の間向け」にはならなかったという感じか。目指してもいなかったのかな。

口ずさめる、歌いやすいかって言われたら違うもんな。

ファンを置いてけぼりにしてからの活動休止。


いいぞいいぞ。

 

「何があった?!」を残すその感じ。

 

彼らが30代になってさらに熟した時に、また再活動したらその時にはライブに行ってみたいもんですな。
(その時にはライブできてたらいいなー)

 

良く知りもしないのに語って、広くて浅いやつもうグッナイって私の事やなってつくづく思う。(STAY TUNEの歌詞)

 

もう黙って寝ときますね!